ハウスメーカーで費用を抑えるコツ

新築住宅

注文住宅を建築するときにはハウスメーカーに依頼することも良くあります。設計から施工まですべてをお任せできるのはメリットですが、相応の値段になります。どのような価格帯の住宅を扱っているかは、ハウスメーカーにより異なるものの、1坪当たり50-60万円程度が相場となります。ローコスト住宅であればさらに低く20-40万円ほどであったり、逆にラグジュアリーな高級志向のメーカーでは100万を大きく超えることもあります。いずれにせよハウスメーカーに依頼するときには費用はそれなりにかかることを覚悟する必要があります。しかし工夫次第で費用を抑えることも可能です。そこでここではハウスメーカーに依頼したときに費用を抑えるコツを検討してみたいと思います。
注文住宅の費用の費目は、土地購入代・建物本体の建築費用に水回りなどの設備工事やエクステリア工事、そして各種の付帯費用から構成されています。総額での相場は3,500万円ほどと見られていますが、首都圏では3,800万円近くになるようです。
まずどこに建築するのか立地条件、つまり土地代の圧縮の余地を検討してみましょう。出費を抑えるには土地の価格自体を下げることが、手間がかからず効率的です。交通アクセスが充実していれば当然価格も高くなります。具体的にはエリアの見直しをおすすめします。例えば新幹線や急行などが停車する駅付近であれば当然地価が高くなるので。各駅停車する規模の駅近郊に居住エリアを探してみるなどが対策になります。また土地のコンディションにも注意を向けて下さい。仮に軟弱地盤であれば、施工前に地盤改良工事が必要になります。建物が存在している物件では、購入後に建物取り壊し工事から着手しないことには、注文住宅を建築することができません。いずれも100万単位の出費になるので、手間がかからない土地をさがすことをおすすめします。問題を抱える土地は、結果的に高く付くことがあるからです。
建物の費用を抑えるには、できるだけシンプルな外装やデザインにすることがポイントです。建物本体建築工事では形が複雑であるほど、間仕切りなどが多いほど作業人数は多くなり工事費用も嵩みます。真四角のようなシンプルな形状であればかなり建築費用を抑えることが出来ます。ただし価格ばかりに関心を払うと希望の間取りにすることが出来ないなどの弊害にも直面するかもしれません。何を優先してどこを妥協するのか、家族で話し合うことも重要です。